大草原の小さな家 シーズン1-19「救われた町」

翻訳
著者
原題
Circus Man
出版社
公開/出版日
Feb 5, 1975
監督
Type
drama
Date
Oct 16, 2019
notion image
「救われた町」、原題は「Plague」……って、え、それってペスト??と思いましたが、病状的にペストではなさそうだったので、これは「伝染病」とかそういう意味なんですよね、たぶん。
病名は「発疹熱」って訳されてましたが、けっこう人死にが出てたし、チャールズも「typhus」って言ってたので、「発疹チフス」の方が正確なのでは?と思いました(まあ、チフスっていうと腸チフスの印象が強いから発疹熱ってしたのかもしれませんね)。
発疹熱はネズミが持ってるノミ、発疹チフスはシラミなどが感染源になってて、症状は似てる(発疹、高熱、頭痛)っぽいんですが発疹チフスの方が死亡率がグッと高いです(治療しない場合の死亡率は、発疹熱が4%(※1)なのに対し、発疹チフスは10〜40%(※2)、データによっては最大60%(※3))。まあ、いずれにせよ、衛生状態も栄養状態もよくはないでしょうし、現代より死亡率はずっと高いんだろうなと思います。ウォルナット・グローブは運良く助かりましたが、医者もおらず感染源もわからず、ひっそりアウトブレイクして、ひっそり消えていった町もそこそこあるんだろうな……。
ベイカー先生たちの頑張りで町は最終的に救われたとはいえ、今回は本当に重苦しいというか、暗いというか、つらい回でした。ボールトンさんが家の裏の木の下で「こんな天気のいい日は外で昼寝くらいしたいよな」とか言いながら息子を抱いてるのが切なかった。そんなにいい天気でもないしさ。
やたら強く吹く風、冬枯れした木々、重苦しい曇天など、地味ながら不吉感満載の演出が絶望感をかもしすぎ。演出バッチリ。つらすぎる〜。
そして最後のネズミ大量発生! からの倉庫まるごと焼いちゃう怖さ! CGが無い故に出せる恐怖と迫力ですよね、アレは。怖すぎてホラー映画か!って思っちゃいましたよ私は。
いやしかし、最近なんかつらい話が多くないですか…。そろそろ能天気な話が見たいような気もします。いやまあどんな話でも見ますけども。次回は?とオフィシャル見たら「ジョンおじさんの悲しみ」。
……か、悲しいんかい(涙)!!

※1 (一社)日本感染症学会 http://www.kansensho.or.jp/ref/d55.html
※3 バイオテロ対応ホームページhttps://hcrisis.niph.go.jp/bt/disease/other/35detail/