読書・映画日記 - 2023年5月
📕文豪と借金 泣きつく・途方に暮れる・踏み倒す・開き直る
編集:「文豪と借金」編集部 出版:方丈社(2020)
初めはニヤニヤ読んでたものの、途中から何だか辛くなり、まあでも最終的には「みんな借金の話のくせにやたら文章うまいなコンチクショウ」的な清々しい気持ちで愉快に読み終わりましたよ…!
壷井栄、『二十四の瞳』の印象で地味そうな人かと思っていたけど、意外と面白い。話してみたかった。
武者小路実篤、遺書の追記で「他にも色々借りてる人はいるが許してくれると思う」って心臓強い。
夏目漱石、借金の申込みを断りつつも財布にお金入ってたからそれを送り「酒でも飲みたまえ」と言うの控えめに言って最高。漱石先生に一生ついて行きたい。木曜会に入りたい。
(2023年5月2日読了)
📕いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとのわたしたちが救われる技術
著者:村井理子 出版:CCCメディアハウス(2022)
まずタイトルが最高。イラストも最高。そして内容も最高に面白かったです。私も脳内に巨大スイッチを作成し、時にふて寝しながら生きていく所存です。
村井理子さん、お目にかかったこともないけれど、脳内で勝手にマイ師匠にしている。
(2023年5月5日読了)