読書・映画日記 - 2023年8月

📕空気を読んではいけない

著者:青木真也 出版:幻冬社(2016)
言ってること、わかるなあ。私も友達少ないし物も持ちたくないし、何事も自分で決めて自分でやりたいし。
とはいえ、さすがにここまで極端には生きられないんで、青木真也さすがだぜ!と思いました。
面白かったです。
(2023年8月7日読了)

🎬グロリア[Gloria]

監督・脚本:ジョン・カサヴェテス 出演:ジーナ・ローランズ 公開:米(1980)、日(1981)
超かっこいいの一言に尽きる。ぱっと見た感じ冴えない中年女性が滅茶苦茶かっこよくなる。なんですかあれは。
これ、カウボーイビバップの元ネタ(のひとつ)だと思う、絶対…。仄暗いサックス、チラシのベタベタ貼られた薄暗い街角、壁のペンキがボロボロに剥がれたアパート、安宿の怪しい受付、ヒゲモジャのタクシー運転手。くう、何もかもがかっこいい!!
80年の作品と後で知ったけど、もっと昔の…ウエストサイドストーリーとか、あれくらいの映画と思ってしまった。80年って、まだこんなに暗かったのか。
なにはともあれ、昔の映画は過剰に説明しないのがいい。グロリアの過去や組織の詳細も、こんな感じだったんだろうなと想像させる程度で、くどくどしくない。
グロリアが、若くもかわいくも強そうでもないのもいい。不器用で不機嫌で子供なんか嫌いと言ってはばからないのに、目玉焼きを焼いてあげようとはするし(失敗するけど)、一度はベッドから突き落としても寝るスペースは空けてやるし、根が優しいってことは態度でわかる。そして度胸と思い切りの良さで、ギャングと渡り歩くのがかっこよすぎる。
うーん。だからシャロン・ストーン版は見る気がしないんだよな……。
バーに入って「事情があって見れないんだけどさ、外見てくれる?」とバーテンに頼むシーンがすごい好き。ああグロリア!!この不器用さんめ!と胸がギュッとなる。
グロリア役のジーナ・ローランズは、あのポスターとかのキリッとした顔もいいけど、時々見せる「なんか困っちゃうな」みたいな顔が好き。憂いのある、いい顔。絵に描きたい。
(2023年8月13日鑑賞)

🎬ゲーム[The Game]

監督:デヴィット・フィンチャー 脚本:ジョン・ブランカトー、マイケル・フェリス 出演:マイケル・ダグラス、ショーン・ペン 公開:米(1997)、日(1990)
『セブン』の監督か…と知ってて見たので、ああこれはバッドエンドやむなし!!と頭を抱えつつ見た(結果はネタバレしたくないので言わない)。
なんていうか…わかる、わかるし上手いし面白いんだが、二度は見ない映画ではある。
でも面白かった。でも、でも、うぎゃー!!
(2023年8月15日鑑賞)

📕イラストのこと、キャラクターデザインのこと

著者:坂崎千春 出版:ピー・エヌ・エヌ新社(2011)
Suicaペンギンでお馴染みイラストレーターの坂崎さん。シンプルな顔って本当にちょっとしたバランスで表情が変わっちゃう、というのめちゃわかる。楽しくも難しい匙加減。
実はむかーしサイン会に行ったことがあって、素敵なペンギンを描いてもらったんだよなあ…。
ペンギン最高に可愛いっす。好きです。
(2023年8月31日読了)
 

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