たまには刺激の強そうな映画も見てみるか…ということで、Amazonプライムにあった『ゲット・アウト』視聴。

この映画はもしかしてものすごいブラックなコメディなのかな…??というのが、とりあえずの感想(コメディじゃないとしたらあの終わり方でいいんかな?という)。

え?ここ笑うところでした?もしかして?みたいな戸惑いが少々。

終わり方だけじゃなくて、あのアーミテージ一家のやってたマッドなあーんなことやこーんなことも、ギャグといえばギャグにみえなくないこともない……。

うーん。まあ、でも、悲劇と喜劇、もしくはホラーとコメディも紙一重だもんね。

カテゴリはどうあれ、レイシズムの根の深さをグロテスクにジワジワと描くという点では上手い。ほんと笑っちゃうくらいに救いがないのだ。タイトル通り「出て行」くことだけが解決策とは思いたくないけど、でも、どうしょうもない断絶が、それはもう深々と横たわっているのだった。がっくり。

そういう意味では面白い映画でした。アメリカ、病んでるな。まあ病んでない国なんてないんだろうけれども。

それにしても、この映画の後半、クリス(ダニエル・カルーヤ)が拉致されてからの表現は、多分に『シャイニング』的だったんだけど、ホラー表現といえばやっぱりキューブリック的表現になっちゃうのかなあ。『シャイニング』でも写真がひとつのモチーフになってたけど、今回の主人公の職業がカメラマンだったのは偶然なのか、わざとなのか。

個人的にはアーミテージ一家の狂い方が、ああいう突拍子もない感じじゃなくて、もっと生活に根ざした(っていうのも変だけど、もっと現実的な)感じにしてくれたほうが、より怖くなるんじゃないかなと思うんだけど、それじゃお話にならないかな。

催眠術はずるいかな〜って、ちょっと思っちゃった。