邦題は「オルガの靴」。でも原題は「Town Party, Country Party」。原作ファンの方々はピンときますね?『プラムクリークのほとりで』にあった、ネリーの「町のパーティ」とローラたちの「村のパーティ」ですね!

ということで、今回はドラマオリジナルエピソードであるオルガの話と、原作準拠の二つのパーティの二本柱で展開するお話でした。

仮に走り回れなくてもオルガと仲良くしてあげて…という気もしないこともないんだけども、何はともあれチャールズが改造した靴で見事みんなの仲間入りができたオルガ。オルガはお父さんが心配ているように、おそらく今まで脚のことで散々傷ついていて、それ故に冷静で賢いしっかり者です。だからこそ、三角ベースや鬼ごっこで子供らしくはしゃぐ姿には泣けました。

パーティやってるインガルス宅(の馬小屋でしたが)に殴り込みに来たオルガ父も、そりゃもう、泣いちゃうって話ですよ。

あと、ローラ達がクリークに行ったあと、オルガが改めて一人で三角ベースを走る姿もよかったですよね。ゆっくり歩きはじめてから、徐々に駆け出すという姿を引き気味に捉えていて、ナイス演出!!と思いました。ああ本当に嬉しかったんだね…としみじみしました。

そして、同時進行するのがネリーの話。

「町のパーティ」で、相も変わらずオルソン夫人と一緒に高飛車かつイヤミ〜な態度全開のネリーなんだけども、後日、そんなネリーのことをかわいそうな子だ、とメアリーに話すオルガ。

「村のパーティ」では、そんなことは露知らぬローラは、オルガへの意地悪にカチンと来てネリーに仕返しをしてしまう。

ネリーはクリークでずぶ濡れになっちゃうし、みんなに笑われるしでオカンムリなんだけど、でも、ちょっと前のオルガの台詞を思い出しちゃうイチ視聴者としては、みんなと一緒には笑えない。

んー…、ネリーって確かにかわいそうですよね。

ネリーは、建前かも知れないけど、「村のパーティ」にもちゃんと出席して、ちゃんと最後までいて、帰り際にはおざなりではあるけどもちゃんと父さんと母さんに挨拶して帰るような子なんですよね〜(原作では母さんにも失礼なこと言ってましたけど)。

インガルス家から町に帰るときも、みんなとちょっと離れて一人で歩いてたりして、ああ友達いないんだな…というのがさみしい。これもさりげなくいい演出ポイントでした。

今回の話を見て思ったんですが、このドラマシリーズってドラマ作りの教科書みたいですよね(「だから詰まんない」とかでは決してないですよ!)。

そうではなくて、しっかりしたテーマがあって、脚本が練られてて、演出が効果的で、時間とお金をかけて作ってる「厚み」みたいなものが感じられます。

こういう王道って、ともすれば古くさいとか蔑ろにされがちな気がしますが、実際にはとても大事だし、今にして思えばものすごーく贅沢な作りだなって思うのでした。