芳年-激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

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原題
★★★
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Type
museum
Date
関東に住んでかれこれ20年くらい経ちますが、初めて行ってきました。練馬区美術館。
お目当ては江戸末期〜明治の浮世絵師、月岡芳年です。
浮世絵は、国芳の猫とか北斎の名所絵とか好きですし、大学の美術史のレポート書くのに鈴木春信の絵暦について調べたりして、なんていうかちょっと和めるやつが好きなんです個人的に。
で、芳年と言えばなんといっても残虐絵で、顔の皮剥いで血がドバーッと出てたり山姥が娘を逆さ吊りにして包丁研いでてうぎゃー!みたいなのが印象に残っておりまして、劇画っぽいと言うか外連味がありすぎるというか、要は正直あんまり得意じゃないかも…という印象でした。
でも、今回の展覧会でちょっと見方が変わりました。……いいじゃないか芳年。
残虐絵は芳年の一面であって、笑える絵も格好いい絵もたくさん。
構図が上手い!発想が面白い!彫り師泣かせの細かさが凄い!カメラのないあの時代に、なんであんな一瞬の動きを素晴らしく切り取れるんだ…。
そして何より今回凄く良かったのは、習作的なスケッチが何枚か展示してあったこと。
江戸時代の日本人の絵描きの習作といえば、面相筆とか細めの筆で描いた線描ですよね? でも、今回の展示には鉛筆+水彩のスケッチがあったんですよねー。浮世絵師の鉛筆描きの線って初めて見た!……当たり前だけど、う、う、うまいじゃねえかっ!!
筆で描かれるよりなんかこう「絵うまっ!」ていうのがダイレクトにきました。
行って良かった。食わず嫌いはいけないわ。